その他2022.10.19
寝たきり予防にも！
「座る」を助ける
「ウィズエール 防水マット コンパクトタイプ」
要介護度が高くなるとできないことが増え、1日中ベッドで過ごしがちになってしまいます。要介護度の進行や寝たきり予防のためにも外出や活動は積極的にしたいもの。その第一歩として増やしたいのが「座る」時間です。しかし、尿もれなどの排泄の失敗がある場合、洗えないものを汚してしまうのではないか、他人に迷惑をかけてしまうのではないかと心配し、車いすに座ったり、車のシートに座ったりすることを伴う活動に消極的になってしまう方もいるのではないでしょうか。今回は、そんな悩みを抱える介護家族におすすめしたい「ウィズエール 防水マット コンパクトタイプ」をご紹介します。
外出する・活動範囲
を広げることで得られるメリット
閉じこもりがちな高齢者にとって、外出を増やしたり活動範囲を広げたりすることには、いくつかのメリットがあります。ひとつは、活動量が増え、筋肉量の増加や体力の向上につながるということ。また、日光を浴びることでカルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で生成され、骨粗しょう症の予防になるメリットもあります。
他にも、人が集まる場所に行って交流に参加したり、外出して季節を感じたりすることは、本人にとって良い刺激となり、認知症予防や生きる気力の充実につながるでしょう。
ベッドの上で過ごしがちな方が外出したり、活動範囲を広げていったりするためには、まず「座る」時間を増やすことが大切です。
「座る」メリットとは
「座る」ことで得られるメリットを見ていきましょう。
|寝たきりの予防になる
座ることは寝ている状態よりも多くの筋肉を使うため、寝たきり予防になります。
筋肉の機能が低下すると関節が動かしづらくなり、身体全体の機能低下につながります。寝たきりを予防するためには筋肉を使って衰えないようにすることが大切です。
また、座ることで顔の筋肉も動かしやすくなり、表情が豊かになります。これらのことが脳を刺激し、免疫力の活性化にもつながっていきます。
他にも、心肺機能の改善、飲みこみの改善、消化や排泄機能の改善、関節の変形や固まりの予防、褥瘡（床ずれ）の予防などのメリットもあり、「座る」ことの大切さがわかります。
|できることが増えて刺激に
寝ている姿勢から座る姿勢になることで、見える風景が変わったり、出来る事が増えたりするのもメリットのひとつです。
これまで天井しか見えなかった状態から部屋や窓の外の風景が見えるようになるなど、視界の変化が本人に刺激を与えます。また、食事や着替え、歯磨き、排泄などがしやすくなり、自分でできることが増えて自信にもつながります。
座ることが刺激や自信を生み、「絵を描きたい」「昔の写真を整理したい」などの活動意欲につながることもあるでしょう。
「座る」場面で
よくあるお悩み
「座る」ことのメリットをご紹介してきましたが、一方でよくあるのがこんな悩みです。
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1姿勢が保てなかったり、褥瘡（床ずれ）などのトラブルが起きたりする
姿勢を保つ筋肉が衰えていると、姿勢が崩れて辛い状態になってしまったり、車イスやイスからずり落ちてしまったりすることがあります。また、ずっと同じ姿勢で座っていたり、お尻の位置がずれて仙骨（お尻の出っ張った骨）に体重がかかる状態で長く座っていたりすることで床ずれが起きてしまうことも。
座る姿勢を保てない、床ずれが痛い…などの理由で、座っていること自体が苦痛になってしまわないように気を付けたいところです。 -
2姿勢を保つサポート用具が汚れてしまう
座る姿勢を保てない人をサポートしてくれるのが、姿勢を維持してくれるイスやクッションなどのサポート用具です。ただし、尿漏れや失禁などで汚してしまうと、洗えずにニオイが気になったり、洗濯したもののなかなか乾かず使えない時間が増えたりしてしまいます。
サポート用具が必要な方の場合、用具を使えない時間はなるべく減らしたいものですよね。 -
3車のシートなどの洗えないものや外出先での汚れが心配
尿もれや失禁の経験があると、お出かけ先のイスや車のシートなどを汚してしまうのではないかと心配になってしまうものです。洗えないものを汚してしまうとニオイが気になりますし、病院の車イスや外出先のイスなどを汚してしまった場合には気まずい思いをすることでしょう。
このような経験を重ねると、外出が憂鬱になり、閉じこもりがちになってしまうことも。
こうした「座る」場面での悩みを助ける介護用品が、座面に敷ける防水製品やシーツ製品です。滑りにくい素材がついているものだと姿勢をサポートできますし、車イスやソファーなどの「汚れたら困るもの」や「洗えないもの」を保護する効果もあります。マットが汚れた場合でも洗濯するだけなので経済的。消臭機能もついているものだと、外出先でも安心です。
「座る」場面を助ける
「ウィズエール 防水マット コンパクトタイプ」
とは？
座る場面の汚れ悩みに活用したい防水製品・シーツ製品ですが、様々な商品があり、どれを選べば良いか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。
そんな方におススメしたいのが「ウィズエール 防水マット コンパクトタイプ」です。今回は写真付きの使用感レポートを交えてご紹介していきます。
「ウィズエール 防水マット コンパクトタイプ」は、40センチ×40センチのコンパクトな防水マットです。裏面のラミネート加工でしっかり防水。表面は複数回洗濯した場合も効果が持続する特殊な消臭繊維デオレックス※を使用しています。使い捨てではないので、繰り返し使えて経済的です。
※デオレックスは（株）環境浄化研究所の登録商標です。
使用感をチェック
実際に使用感をチェックしてみましょう。正方形のマットなのでイスはもちろん、べンチなどにも使えます。
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とても薄いので、周りから見ても不自然ではありません。防水シート自体にクッション性はなく、柔らかいクッションや姿勢を保つクッションの上に置いても使用感を邪魔しない薄さです。
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薄いですが、裏面のすべり止め仕様がしっかりとお尻の位置を保持してくれます。ついついお尻が落ちて仙骨座りになってしまう方にも良いなと感じられました。
実際に水をかけてみたところ、じわっと水分を吸収していきました。吸水性や吸水スピードを考慮するとリハビリ用パンツや尿取りパッド等との併用がよさそうです。
次に、水を吸わせてみます。
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左側が普通のタオル、右側が防水マット コンパクトタイプでそれぞれ30ｍｌの水をかけています。
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水を吸いきったことを確認したうえで、めくってみると違いは一目瞭然でした。
防水マット コンパクトタイプの方は、普通のタオルと比較してマットの下に水がしみ出ておらず、しっかりとした防水効果を感じられます。
汚れ防止に使い捨てのペットシーツや新聞紙などを使っている人もいるかと思いますが、こちらの方が座り心地も良く、裏面のすべり止め加工によりお尻の位置がずれるのを防いで姿勢を保ってくれました。また、水をはじくのではなく吸水してくれるシートなので、液体を拭きとらなくても横に垂れる心配が少ない点はメリットだと感じられました。
外出先で汚れてしまったときには
外出先で汚れてしまった時でも、薄くてコンパクトなので簡単に水洗いできます。撥水加工ではないので、水気がふき取りやすいわけではありません。
水を含んだ分だけ重くはなりますが、薄いので折り畳みも簡単。コンビニでもらえるSサイズの袋にも余裕で入ります。
洗濯のしやすさをチェック
防水加工がしてあるため、洗濯機の脱水機能は避けるようにと使用上の注意に書かれています。洗濯機で洗う際には注意が必要です。
他の衣類と洗濯の方法が違うので、手洗いするのも良さそうです。洗面器で洗えるサイズなので、簡単に手洗いができました。しわができると褥瘡（床ずれ）ができやすくなりますが、洗濯した直後はこんな感じです。
これならアイロンの必要もなく、乾いたらすぐに使えます。一方で、速乾性の素材と比べると乾燥は少し時間がかかるように感じました。夜のうちに洗濯をして翌朝に使いたいという方は乾燥機にかけるか、風通しの良いところに干しておくと良さそうです。
こんな場面で使えそう
今回試してみて、以下のような場面で活用が期待できそうと感じました。日常生活ではもちろん、持ち運びやすく外出先でもサッと敷けて洗濯もしやすく、座る場面での汚れ対策として心強い製品です。
寝たきり予防にも！「ウィズエール 防水マット コンパクトタイプ」を
外出や活動を増やすことにはメリットがたくさんあります。ベッドで過ごす時間が長いという方は、まずは「座る」習慣をつけるところから始めましょう。
外出先のイスや洗えないものを汚してしまうことが心配な方は、「ウィズエール 防水マット コンパクトタイプ」がおすすめです。すべり止め加工が施してあるので、姿勢崩れが心配な方、姿勢を保つためのサポート用具にも併用できます。使用方法は座面に置いて座るだけ。吸水できる量には限度があるため、リハビリ用パンツや尿取りパッドを併用しましょう。また、消臭繊維が入っているので、外出先でのモレが心配な方も安心して利用できます。
排泄の失敗が気になってベッドから離れて座ることや活動・外出を避けてしまっている方は、ぜひ「ウィズエール 防水マット コンパクトタイプ」を試してみてはいかがでしょうか。